
ひとりかくれんぼ
鏡がなくなっても
しばらく続くよ
KODAK Ultra 100
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そしていつか、
自分を探す、という言葉に
違和感を覚えたり。
<読書備忘録>
ここ数年私の読んだ本の中で、1、2を争うくらい印象に残った1冊。
家族をモチーフにした自伝的小説で、
こんなに説得力や臨場感のあるものを初めて読みました。
彼女の人生のはずなのに、いつしか自分のそれをなぞっていたり。
ものすごく、ものすごく小さな部分の描写が、
とても緻密で、情緒は徹底的に排されているのに、そこに漂う空気に色や音や温度がある。
そういうところにもしびれました。
いくつかの短編連作ですが、その中には、
どこか「仮面の告白」を読んだ時の気持ちを蘇らせるものもあって。
同性に惹かれるときの、微妙な心の揺れみたいなものとか。
(って私はそういう経験ないですが、同性を好きになるのって
異性への恋愛感情と比べて、
予め共有しているものと受容していくものとの比率が違うと思うのよ)
そしてそしてこの作品、翻訳が
こちらの記事でも紹介しました柴田先生。
うーん、きっとこの訳あってのこの感動だと思います。
自分で読んだらわけ分からんだろうなあ〜と思いつつ、
余裕があったら真っ先に英語版を読んでみたい本です。いつか、いつか、、うん、、、。
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